APIモード専用
Elixirを使用してAPIを開発する際には、Phoenixフレームワークが非常に便利です。Phoenixは、Elixirの強力な並行処理機能を活用して、高性能なWebアプリケーションを構築するためのフレームワークです。
Phoenixのインストール
Section titled “Phoenixのインストール”Elixirを使用してAPIを開発する際には、Phoenixフレームワークが非常に便利です。Phoenixは、Elixirの強力な並行処理機能を活用して、高性能なWebアプリケーションを構築するためのフレームワークです。
まず、Phoenixをインストールするために、以下のコマンドを実行します。
mix archive.install hex phx_new
このコマンドにより、Phoenixプロジェクトを新規作成するためのテンプレートがインストールされます。
新規プロジェクトの作成
Section titled “新規プロジェクトの作成”Phoenixプロジェクトを作成するには、以下のコマンドを実行します。
mix phx.new my_api --no-html --no-webpack
--no-html
と--no-webpack
オプションを指定することで、API専用のプロジェクトを作成できます。これにより、フロントエンドの機能を含まない、バックエンド専用のAPIを構築することができます。
サーバーの起動
Section titled “サーバーの起動”プロジェクトディレクトリに移動し、サーバーを起動します。
cd my_apimix phx.server
これで、APIサーバーが起動し、http://localhost:4000
でアクセス可能になります。Phoenixを使用することで、スケーラブルで高性能なAPIを迅速に開発することができます。
高度な並行処理
Section titled “高度な並行処理”Elixirの並行処理機能を活用することで、スケーラブルで高性能なアプリケーションを構築できます。以下に、GenServerを使用した並行処理の例を示します。
defmodule Counter do use GenServer
# クライアントAPI def start_link(initial_value) do GenServer.start_link(__MODULE__, initial_value, name: __MODULE__) end
def increment do GenServer.call(__MODULE__, :increment) end
# サーバーコールバック def init(initial_value) do {:ok, initial_value} end
def handle_call(:increment, _from, state) do {:reply, state + 1, state + 1} endend
# 使用例{:ok, _pid} = Counter.start_link(0)IO.puts(Counter.increment()) # 1IO.puts(Counter.increment()) # 2
GenServer
: 並行処理を管理するためのビルトインモジュールです。
この例では、GenServerを使用してカウンターを管理します。並行処理を簡単に実装でき、スケーラブルなアプリケーションを構築するのに役立ちます。