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型定義

Flutterで使用される型定義の概要を以下に示します。Dart言語は静的型付け言語であり、型を明示的に指定することで、コードの可読性と安全性を向上させます。

  • int: 整数型。整数値を表します。
  • double: 浮動小数点数型。小数を含む数値を表します。
  • String: 文字列型。テキストデータを表します。
  • bool: 真偽値型。trueまたはfalseの値を持ちます。
  • List<T>: ジェネリックリスト型。複数の要素を持つリストを表します。Tはリスト内の要素の型を指定します。
  • Map<K, V>: キーと値のペアを持つマップ型。Kはキーの型、Vは値の型を指定します。
int count = 0;
double price = 19.99;
String name = 'Flutter';
bool isActive = true;
List<String> items = ['Item1', 'Item2'];
Map<String, int> scores = {'Alice': 90, 'Bob': 85};

Dartでは、型の変換を行うためのメソッドが用意されています。

String numberString = '123';
int number = int.parse(numberString);
double parsedDouble = double.parse('123.45');
class Person {
String name;
int age;
Person(this.name, this.age);
}
Person person = Person('Alice', 30);

型を使用する際のベストプラクティスや、よくある問題の解決策を以下に示します。

  • 型の明示的な指定: 変数や関数の戻り値に型を明示的に指定することで、コードの可読性と安全性を向上させます。
  • ジェネリクスの活用: List<T>Map<K, V>のように、ジェネリクスを活用して型安全なコレクションを使用しましょう。
  • 不変オブジェクトの使用: 可能な限り不変オブジェクトを使用し、予期しない変更を防ぎます。
  • 型変換エラー: 型変換時にエラーが発生することがあります。try-catchブロックを使用して、エラーを適切に処理しましょう。
try {
int number = int.parse('abc');
} catch (e) {
print('変換エラー: $e');
}
  • Null安全性: DartはNull安全性をサポートしています。?を使用して、Nullを許容する型を指定できます。
String? nullableString = null;