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VPC 試験Tips

AWS Solutions Architect Associate/Professional試験でのVPC頻出問題と対策を解説します。

必須理解ポイント:

セキュリティグループ:
- ステートフル: 戻りトラフィック自動許可
- インスタンスレベル
- 許可ルールのみ (拒否ルール不可)
- デフォルト: 全てインバウンド拒否、全てアウトバウンド許可
NACL:
- ステートレス: 戻りトラフィック明示的許可必要
- サブネットレベル
- 許可・拒否ルール両方可能
- ルール番号順に評価 (低い番号優先)
- デフォルトNACL: 全て許可
- カスタムNACL: デフォルトで全て拒否

頻出問題パターン:

Q: Webサーバー(パブリックサブネット)からDBサーバー(プライベートサブネット)へ
の接続を許可するが、インターネットからのアクセスは拒否したい。
A:
1. WebサーバーSG:
- インバウンド: 80/443 from 0.0.0.0/0
- アウトバウンド: 3306 to DBサーバーSG
2. DBサーバーSG:
- インバウンド: 3306 from WebサーバーSG
- アウトバウンド: デフォルト
ポイント: SGは送信元/宛先にSG IDを指定可能

比較表:

NAT Gateway:
- AWSマネージド
- 高可用性 (AZ内)
- 自動スケーリング (45Gbps)
- セキュリティグループ不要
- Elastic IP必須
- コスト: 高 ($0.045/時間 + データ転送)
- 本番環境推奨
NAT Instance:
- 自己管理
- 単一障害点
- スケーリング制限
- セキュリティグループ必要
- Elastic IP必須
- コスト: 低 (EC2コストのみ)
- 開発環境、コスト重視

頻出問題:

Q: プライベートサブネットのEC2からインターネットへのアウトバウンド通信を
許可したいが、インバウンド通信は拒否したい。高可用性も必要。
A: NAT Gateway を各AZに配置
- マルチAZ構成で高可用性
- AZ障害時も他AZで継続
- プライベートサブネットのルートテーブルに 0.0.0.0/0 → NAT Gateway
× 誤答例:
- NAT Instance: 単一障害点、本番非推奨
- インターネットゲートウェイ: インバウンド通信も許可されてしまう

重要ポイント:

特徴:
- 2つのVPC間プライベート接続
- 推移的ルーティング不可
- CIDRブロック重複不可
- 同一/異なるリージョン対応
- 同一/異なるアカウント対応
制限:
VPC A --- Peering --- VPC B
×
VPC C ← 直接接続必要
正しい:
VPC A --- Peering --- VPC B
| |
Peering Peering
| |
VPC C --- Peering --- VPC C

頻出問題:

Q: VPC A (10.0.0.0/16) と VPC B (10.1.0.0/16) を接続したい。
両VPCのEC2間でプライベート通信を実現する方法は?
A: VPC Peering
1. Peering接続作成
2. 各VPCでルートテーブル更新
- VPC A: 10.1.0.0/16 → pcx-xxxxx
- VPC B: 10.0.0.0/16 → pcx-xxxxx
3. セキュリティグループ更新
- 相手VPCのCIDRまたはSG IDを許可
× 誤答例:
- VPN接続: コスト高、設定複雑
- Transit Gateway: 小規模なら過剰

タイプ別理解:

Gateway Endpoint:
対象サービス: S3, DynamoDB のみ
実装: ルートテーブル更新
コスト: 無料
用途: 大量データ転送
Interface Endpoint (PrivateLink):
対象サービス: ほとんどのAWSサービス
実装: ENI作成
コスト: $0.01/時間 + データ転送
用途: プライベート接続必須

頻出問題:

Q: プライベートサブネットのEC2からS3へのアクセスをNAT Gateway経由せず、
コストを最小化したい。
A: S3 Gateway Endpoint
- プライベートサブネットのルートテーブルに追加
- NAT Gateway不要 → コスト削減
- データ転送料も削減
- 無料
× 誤答例:
- S3 Interface Endpoint: コストが発生
- NAT Gateway経由: データ転送料がかかる

重要ポイント:

用途:
- オンプレミスとAWSをプライベート接続
- 低レイテンシー、安定した帯域
- 大容量データ転送
構成:
専用線:
- 1Gbps / 10Gbps
- AWS Direct Connect Location経由
Hosted接続:
- 50Mbps 〜 10Gbps
- パートナー経由
接続タイプ:
Private VIF: VPC接続
Public VIF: AWS公開サービス接続
Transit VIF: Transit Gateway接続

頻出問題:

Q: オンプレミスから複数VPCへの接続を冗長化したい。
Direct Connect障害時の対策も必要。
A:
1. プライマリ: Direct Connect + Transit Gateway
2. バックアップ: Site-to-Site VPN
3. Transit Gateway Route Tableで優先度設定
- Direct Connect: 優先
- VPN: フェイルオーバー用
メリット:
- 複数VPC一元管理
- 自動フェイルオーバー
- コスト効率的
要件:
- 99.99%の可用性
- インターネットからHTTPS接続
- DBはインターネットアクセス不要
- アプリケーションからインターネットアクセス必要 (API呼び出し)
解答:
VPC: 10.0.0.0/16
パブリックサブネット (AZ-1a, 1c):
- ALB
- NAT Gateway (各AZ)
プライベートサブネット (AZ-1a, 1c):
- EC2 Auto Scaling Group
- RDS Multi-AZ
ルーティング:
- パブリック: 0.0.0.0/0 → IGW
- プライベート-1a: 0.0.0.0/0 → NAT-GW-1a
- プライベート-1c: 0.0.0.0/0 → NAT-GW-1c
セキュリティ:
- ALB SG: 443 from 0.0.0.0/0
- EC2 SG: 8080 from ALB SG
- RDS SG: 3306 from EC2 SG
採点ポイント:
✓ マルチAZ配置
✓ NAT Gateway冗長化
✓ セキュリティグループ適切な設定
✓ プライベートサブネットにDB配置
要件:
- 開発環境のコスト削減
- S3への大量データアクセス
- インターネットアクセスも必要
現状問題:
- NAT Gateway経由のS3アクセス → 高コスト
解答:
1. S3 Gateway Endpoint追加
- プライベートサブネットのルートテーブルに追加
- S3アクセスはNAT Gateway経由不要
- データ転送料削減
- Endpoint自体は無料
2. NAT Gatewayを1つに集約 (開発環境)
- マルチAZから単一AZに変更
- 時間課金削減
3. VPC Endpoints追加検討
- DynamoDB Gateway Endpoint (無料)
- その他サービス Interface Endpoint
コスト削減効果:
- NAT Gateway: 50%削減
- データ転送料: 70%削減
要件:
- 10個のマイクロサービス
- サービス間プライベート通信
- 独立したデプロイ
- セキュリティ境界明確
解答:
オプション1: 単一VPC + セキュリティグループ
- シンプル
- セキュリティグループでサービス分離
- コスト低
オプション2: マルチVPC + VPC Peering
- サービスごとにVPC
- Peering接続
- 管理複雑
オプション3: マルチVPC + Transit Gateway (推奨)
- サービスごとにVPC
- Transit Gateway でハブアンドスポーク
- スケーラブル
- ルーティング制御容易
SAP試験での推奨: オプション3
- 大規模環境想定
- 拡張性重視
- 管理容易性

1. セキュリティグループの理解不足

Section titled “1. セキュリティグループの理解不足”
× 誤り: セキュリティグループで拒否ルール設定
○ 正解: セキュリティグループは許可ルールのみ。拒否はNACL使用
× 誤り: 戻りトラフィック用にアウトバウンドルール追加
○ 正解: ステートフルなので不要。自動的に許可される
× 誤り: 本番環境でNAT Instance使用
○ 正解: 本番環境はNAT Gateway (高可用性、自動スケーリング)
× 誤り: 単一NAT Gateway (本番環境)
○ 正解: 各AZにNAT Gateway配置 (AZ障害対策)
× 誤り: S3アクセスにInterface Endpoint使用
○ 正解: S3はGateway Endpoint使用 (無料)
× 誤り: NAT Gateway経由でS3アクセス
○ 正解: Gateway Endpoint使用でコスト削減
基本概念:
☐ VPCコンポーネント全理解
☐ CIDR計算
☐ サブネット設計
セキュリティ:
☐ SG vs NACL完全理解
☐ ステートフル vs ステートレス
☐ デフォルト動作理解
接続:
☐ NAT Gateway vs NAT Instance
☐ VPC Peering制限理解
☐ VPC Endpoints タイプ別理解
☐ Transit Gateway ユースケース
ハイブリッド:
☐ Direct Connect構成
☐ VPN接続
☐ 冗長化構成
コスト:
☐ NAT Gatewayコスト
☐ VPC Endpointsコスト削減効果
☐ データ転送料理解

SAA試験重要ポイント:

  • セキュリティグループとNACLの違い
  • NAT Gateway vs NAT Instance
  • VPC Peering基本
  • VPC Endpoints (Gateway vs Interface)

SAP試験重要ポイント:

  • 大規模VPC設計
  • Transit Gateway
  • Direct Connect冗長化
  • マルチアカウント戦略
  • コスト最適化パターン

共通の重要ポイント:

  • マルチAZ配置
  • セキュリティ多層防御
  • 高可用性設計
  • コスト意識

適切なVPC設計により、安全で拡張可能なクラウドインフラを実現できます。